矢沢永吉と松任谷由実が所属しているレコード会社『EMIミュージック・ジャパン』(旧東芝EMI)と激しく対立しているという。
(以下引用)
「二人ともEMIとの契約が今年で切れるのですが、契約更新を巡り交渉が決裂しているんです。いままでは、契約更新ごとにアーティスト側に1億円とも2億円とも言われる更新料や年間1000万円以上とされる援助金が支払われていたのですが、EMI側が今後一切これらのおカネを支払わないと言っているためです。これに矢沢とユーミン側が『アーティストを粗末に扱うのはおかしい。これまでEMIにいくら儲けさせてきたかわかっているのか』と激怒したんですよ」
昨年6月に東芝が撤退し、外資となったEMIは、40歳以上の社員の大量首切りを断行、大幅な合理化を進めている。商品である看板アーティストにも合理化の波が押し寄せているという。
「EMI側が歩みよりを見せないため、矢沢は『EMIを儲けさせるのはご免だから今年はライブもレコードも一切ナシ』と宣言しています。
すでに、複数のレコード会社に移籍や新レーベル立ち上げの資金提供を打診中です。一方、ユーミンは独立して新たにレーベルを立ち上げることを検討しているようです」(前出・レコード会社関係者)
(引用元:週刊現代)
矢沢、ユーミン側はこれまでの実績から納得がいかないようで、交渉は決裂。お互い譲る気は一歩もなさそう。これを受け、他レーベル各社の争奪戦が始まったというが、ネックはアーティストに払う移籍料の高さ。
ちなみに移籍金の一例として、エイベックスは、EMIから移籍したDJ OZMAに8億円もの移籍料を支払ったという。
矢沢、ユーミンクラスだと10億。音楽不況の中、ほとんどの会社はこれらのお金は出せないのが現実のよう。