浅尾美和、オウムの母は来なかった、絶叫の病室

ビーチバレー選手の浅尾美和(22)の妹・美紀さん(17)が9月5日、交通事故のために亡くなった。
美紀さんは8月12日に交通事故に巻き込まれ、ICUでの治療を続けていたが、意識不明の重体が続き、5日に帰らぬ人となった。
容態が急変した日、病院に駆けつけた浅尾は「がんばって!」「死なないで!」と必死に声をかけ続けたという。だが、そこに彼女たちの実母の姿はなかった。
(以下引用) 
「病室に駆け込んだ美和さんは、泣きじゃくりながら、もう意識のない妹さんの名前を何度も何度も叫び続けたそうです」
(中略)
浅尾と同じようにバレー部で活躍、近所では優しくて明るい子と評判だった美紀さんとの最後のお別れに、大勢の友人が集まった。浅尾は目を真っ赤に腫らしずっと泣きじゃくるばかりだったというが、このいずれの場にも、浅尾と美紀さんたちの実の母親は、とうというその姿を見せることはなかった。

「実はふたりの実の母親は、離婚して別に暮らしているんです。その理由というのが、お母さんがオウム真理教(現・アレフ)の出家信者になったことなんですよ。いまの母親というのは義母なんです。ちなみに末っ子の弟とは母親違いなんです」(前出・知人)

浅尾の実の母は、浅尾が5才のときの91年に麻原彰晃死刑囚が教祖のオウム真理教に入信。翌年には家を出てしまった。そして93年に父親と離婚が成立。
その後、95年に地下鉄サリン事件が起き、オウムの凶悪な実態が明らかになった。
出家してしまった母親の代わりに当初は祖母が仕事を辞め、浅尾をはじめまだ小さな子供たちを育てていた。
その後、97年に父親がいまの妻と再婚。当時小学生だった浅尾はすぐに「お母さん、お母さん」と呼び、実の母のように慕っていたという。
「美和さんは、家では実母のことを1度も口にしたことはないそうです。いまのお母さんと、本当に仲がいいですよ」(地元の住人)
(引用元:女性セブン)