アメ女の「暦の上ではディセンバー」、歌っていたのはベイビーレイズ


じぇじぇじぇ、大変なネタバレである。アメ横女学園芸能コース(通称:アメ女)が歌う話題のヒット曲「暦の上ではディセンバー」が、アメ女が歌ったものではなく、実は奈落で稽古中のGMT47のメンバーが歌ったもの…でもなく、ベイビーレイズが歌っていたという事実が明らかとなった。

正確には、ベイビーレイズの5人に、アメ女メンバーのひとり「上から読んでも、なりたりな。下から読んでも、なりたりな」でお馴染みの成田りな(を演じる水瀬いのり)を加えた6人による歌唱となっている。ちなみに<クリスマスを過ごす相手と>や<終わらない 恋の大掃除>という歌詞で聴けるキュートなアニメ声パートが成田りなだ。

話を整理しよう。「暦の上ではディセンバー」は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌であり、ドラマの中に登場する国民的アイドルグループであるアメ女が2009年にミリオンセラーを記録した大ヒット曲、という設定のアイドルソングである。その「暦の上ではディセンバー」が実際にレコチョクで配信されると、6月29日配信初日にデイリー首位を獲得、iTunesでも1位を獲得する快挙を成し遂げた。ドラマさながらのヒットを記録する社会現象にまで発展したというわけだ。作詞は宮藤官九郎、作曲は大友良英、Sachiko M、江藤直子、高井康生と実際の著作者がクレジットされているが、アーティスト名義はアメ横女学園芸能コースとして配信されていたため、実際にレコーディングで歌ったのが誰なのかは一切言及されていなかった。

ベイビーレイズは「乗り込み!乗っ取り!!」をテーマに、2012年9月26日に1stシングル「ベイビーレイズ」でデビューしたアイドルグループだ。アイドリング!!!16号の菊地亜美パイセンの先導により結成された彼女たちは、「baby=かわいこちゃん」達が「raid=襲撃」するというその名の通り、人気グループのファンを奪うべく、ステージへの乱入やライブハウス前での布教活動、路上ゲリラライブで注目を集め、ポニーキャニオン本社1Fにて「虎ノ門道場」なる無料公開稽古の開催や、ライブハウスでの定期ライブを重ね、着実に人気を獲得している状況にある。デビューから2年以内に日本武道館ライブを開催するというのは、公開している彼女たちが掲げる目標だ。

「暦の上ではディセンバー」がベイビーレイズの歌唱によるものだったことの発表と共に、2013年8月21日(水)にベイビーレイズ5thシングルとして「暦の上ではディセンバー」が発売されることも明らかとなった。今シングルではアメ女の成田りなをゲストに呼ぶこともなく、ベイビーレイズ5人による歌唱となっている。
「初めてレコーディングした時は「いつドラマで流れるんだろう?」とメンバーみんなでわくわくしてました。私も「あまちゃん」と暦の上ではディセンバーが大好きなので、あまちゃんのように沢山の方に愛されるように歌っていきたいです。」──大矢梨華子

「CD化のお話を聞いた時、じぇじぇじぇ!と思いました!私達が歌わせていただいた「暦の上ではディセンバー」が、ドラマ中に流れるということでも、とても嬉かったのですが、この度、CDを出せていただくということで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも大切に歌い続けたいと思います。」──傳谷英里香(リーダー)

「今回「暦の上ではディセンバー」をCDで出させて頂けることになり、感謝と驚きの気持ちで一杯です。皆様の期待に応えられるよう、全身全霊を尽くしたいと思います。」──林愛夏

「「暦の上ではディセンバー」は、レコーディングした時から頭から離れなくて、お気に入りの曲だったので、CD化されるのがすごく嬉しいです!ベイビーレイズを宜しくお願いします!」──渡邊璃生

「いま話題のこの歌をCDに出せることがすごく嬉しいです!あまちゃんと暦の上ではディセンバーをこれからもよろしくお願いします★」──高見奈央

「暦の上ではディセンバー」は8月21日(水)にリリースとなるが、その前に7月31日に4thシングル「ベイビーアンビシャス!」が発売、8月11日には渋谷O-EASTでワンマンライブ<ベイビーレイズ伝説の雷舞!-虎軍奮闘->が開催となる。ライブでは「暦の上ではディセンバー」のパフォーマンスも期待されるところだ。