「矢口真理の貯金1億は少なすぎ。後輩Nは10億以上ある」

 引きこもりで激太りが心配される元モーニング娘。の矢口真里が「貯金1億円あるからしばらく何もしない」といった発言をしたと話題になった。

(以下引用)  
1998年5月の加入から2005年4月までの7年間をモーニング娘。の主力メンバーとして過ごし、自らが考案したとされるユニット「ミニモニ。」でも多くの活動とファンを生んだ実績をもち、30歳になる今年まで人生の半分となる15年間も人気芸能人をやってきているのだから、むしろ1億でも少ないと感じる。
 
 売れに売れたモーニング娘。時代の年収は推定で3500万円平均で7年間。普通に2億4500万円の稼ぎがあり、その後、年収は下がったとしても手取りで1000万円は下らない。それを8年間で算出すれば、彼女は既に3億5000万円以上を収入として得ているわけだ。この数字は大げさでなく、むしろ少なく見積もっての金額だ。
 
「預金1億円あるから5年くらいは何もしない」というのが事実であれば、現在の彼女の年収は2000万円前後だったと推測するのが妥当か。既に5億円は稼いでいる計算だが、天下の浜崎あゆみからすればこの数字は「消費税」ですか? と笑われそうな数字である。
 
 国内にはその浜崎あゆみ、倉木麻衣、そして印税だけでも億単位の宇多田ヒカルなど年収10億円級の女子がごろごろ存在しているのは衆知のこと。彼女たちが普通に生活を送っていたとしても、余った金がそのまま預金として存在する。それらは矢口の20倍はあってもおかしくない。
 
 いわゆる「芸能人はお金持ち」という印象は多く浸透しているが、実際には皆の思う以上にもらっていることのほうが多いだろう。現在は公表されていない「長者番付」での裏付けはないが、推測できる部分は多々あるので計算は容易なのだ。
 
 そこで思うのだが、プロ野球選手を代表にサッカーなどのプロ選手はその年棒が毎年推定だろうとほど確定された数字が公表されている。それらの金額は各選手の活躍のバロメーターとしてプロフィールの一部にも組み込まれている。芸能人も同じようにすればいいのに......と思うが、それはプライバシーがどうたらと反論される。だが、プロスポーツ選手にはプライバシーはないのか、とも思う。それでは面白くない。
 
 ともあれ、芸能人のギャラに関してはよく話題とされ、議論にもなるので一般の興味は集めるんだろう。24時間テレビは嵐をはじめ出演者のギャラが高すぎる! みたいな話題もみんな大好きだ。オレも計算が好きなので気にかかっているわけで、関係者と昔の思い出話になると「あのときのギャラっていくらだった?」「いくらもっていた?」といった「ギャラいくら話」がかならず持ち上がる。
 
 つまり、オレたち元ジャニーズを含むジャニーズ周辺の連中はいったいいくらもらっていたのかとか、現役はいくらもらっているのかなど気になって仕方がないわけだ。......というより正確には「いくら?」という以前の問題で「もらっていた」か「もらってない」の問題でもあるのだが。
 
 一般的なイメージとして、売れないミュージシャンや芸人がバイトしながら将来の夢を見て頑張っている......というものがある。芸能人として稼げるようになるまでは相当の苦労があるというのは多くの人が想像している。ミュージシャンや芸人、はたまた演歌歌手などはそのイメージが強いが、華やかなジャニーズの男性アイドルにはそういった印象はほとんどない。
 
 例えば「ジャニーズの子たち」、つまりジュニアの子たちの多くは小中高なので親元で暮らしている。金勘定の域まで達してないし、日々の生活の心配をするところでもないだろう。とはいっても彼らだって、テレビに出演してライブにも出ている。では、その「仕事の報酬」はどうなっているのか?
 内情を話してしまうと彼らにも、1ステージ数千円というレベルで報酬が発生している。バックダンスでもメイン級になると数万円という報酬も少なくない。
 
 別途、ドラマや映画にCM、舞台などは1本いくらというもので、いずれも「言い値」のお任せ価格である。もちろん、制作からは出演料としてギャランティが出ていたとしても、出演したタレント本人がもらえるかどうかは別の話だ。
 
 多くのジュニアは好きでやっていることなので、金がもらえないなら踊らない! というようなトラブルには絶対ならない。彼らは無収入、無報酬でも頑張り続けるが、学校を卒業して、いざ大人になったとき、困ってしまうのだ。
 
 現在のジャニーズのメインどころは昔と違って活躍する全員が高給取りなので、文句がでるはずがない。10億円級のSMAP・中居正広を筆頭に中堅以上はほぼ全員が1億円以上の収入だから、「巨人の1軍選手」よりは確実にもらっている。まさにメジャー級である。

 稼ぎに稼いでいる中居正広の口癖に「貯金いくら?」っていうものがある。共演者に対して挨拶代わりのように聞いてまわっているのだ。
「みんな、いくらくらい貯金があって、どうやって管理しているのか」という興味は理解できるが、当の本人は「自分より貯金を持っている人に聞きたい」のが明らかだ。資産運用の参考にしたいわけだ。 
 また、中居は独特の金銭感覚を持っている。
「結婚したらさぁ、全部分けたり取られたりすんだべ? オレ、やだよぉ!」とも公言しているので、本人が結婚に踏み切れないのは結局、金のことかとも思ってしまう。
 すでに結婚する前から、タイガーウッズのような破格な慰謝料になったらどうしようとか恐れていいる我が後輩の中居。アイツはなにを言ってもオモシロイ。そう言えば、冒頭の矢口は、それを「払ったほう」だったか。
(引用元:日刊ナックルズ)