木下晃伸氏、「デジタルネイティブの時代」
「デジタルネイティブ」とは、インターネット黎明期の頃、生まれた時からインターネットがあった世代。
デジタルネイティブがノンネイティブ社会に及ぼす影響を分析したのが本書。
「デジタルネイティブの時代~2000万人があなたの味方になるネット戦略」。
木下氏も自らデジタルノンネイティブの代表と語っているが、その木下氏、実は1976年生まれ。
本書「デジタルネイティブの時代」は、
デジタルネイティブの特徴、
デジタルネイティブを生み出したネットビジネス
ノンネイティブが取り組むべきビジネス改革、など、
デジタルネイティブの脅威・分析を謳うだけでなく、
その具体的な対処法まで理路整然とまとめられている。
物心が付いた時が日本のネット元年といわれる1994年ごろとするなら、
高校卒業が2010年、来年から再来年というところ。
初対面で慌てふためく前に、この本から学べる事は多い。
NHKスペシャル「デジタルネイティブ」
インターネットが一般の家庭に普及するようになって10余年。子どものころから、インターネットを「水」や「空気」のように使いこなしてきた「デジタルネイティブ」とも言うべき若者たちが登場している。
「13歳でインターネットを駆使して起業し全米中の注目を集める少年」「ネット上に200カ国の若者が参加する”国際機関”を作り出した若者」「仮想空間で仕事を請け負って月に5000ドルを稼ぐ高校生」・・・。デジタルネイティブは、「自ら情報を発信し共有することで成立するネット・コミュニティ」を自由自在に使い、見ず知らずの人々と瞬時につながって、次々と常識に縛られない「価値」を生み出している。
アメリカでは、既存の価値観や従来の組織のあり方に捕らわれない彼らの考え方や行動力が社会をどこに導くのか、詳細な研究も始まっている。
NHKスペシャル「デジタルネイティブ」⇒ホームページ