8月末で突然の無期限活動休止を発表した人気バンドの「ウルフルズ」。東京での最後のライブでは、入りきれなかった2500人が会場周辺を取り巻いていたという。
(以下引用)
「誤解を招くような仕事ぶりですみませんでした。このまま何十年もやっていいかといったら自信ない。ちょっと休みたい・・・」7月10日に東京・六本木ヒルズアリーナで開いた無料ライブで、トータスは休止の理由を説明した。
(略)
音楽関係者によると、「今回の発表は3~4ヶ月前のツアー中からメンバー同士で話し合って決めたこと。実は活動休止は以前から見え隠れしてきたものだんです」「もともとこのバンドはウルフルがリーダーだったから『ウルフルズ』だったのに、トータス松本の個人プレーが目立つことで、『トータスのバンド』のようになってしまい、バンド内のパワーバランスが変わってしまったんです」
トータスが俳優業を始めた9年前、00年ごろからすでに内紛は始まっていた。
「彼は性格的に、新しいことを始めると、意識がすべてそっちに剥いてしまう性格。俳優業を始めたこのころには、彼は『もうバンドはやめたい』と言い出していました」ウルフルズが歌っている曲のほとんどの作詞・作曲は、トータス1人が手掛けたもの。トータスからすれば、自分1人でも十分やっていけると考えたという。「バンドとしてほかの3人を“抱えて”あげるより、かえって1人のほうが稼ぎがいいことは誰が見てもハッキリわかりますからね。結局、そんな“オレ様”的態度が、ほかのメンバーに対しても出るようになってしまったんです」
トータスとの収入格差もメンバーに不満を生んだ。
「CM出演料などのトータスの年収は1億円ともいわれています。ほかのメンバーはその何分の1ですからね」今回の休止のきっかけは、トータスがウルフルズの音楽活動よりソロ活動とドラマ「MR.BRAIN」を優先させたため。「ほかのメンバーがトータスに振り回されることにもう疲れてしまったんですよ」
(引用元:女性自身)
8月30日の大阪野外「ヤッサ」を最後に、21年の活動を休止するウルフルズ。解散ではないので、再び活動するときが来るかもわからないですが、二度とないかもしれない可能性も・・・。トータスと他のメンバーの溝はどれくらいのものなのかわかりませんが、他のメンバーの今後の活動は未定。それでも活動を休止してしまうとは、限界だったのでしょうか。
・単行本「小説ウルフルズ 青春というのなら」
ジョン・B・チョッパー(著)
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2009-09-04
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2009年、活動休止!ウルフルズの真実がこの1冊に!つい先日、活動休止を発表したウルフルズ。そのオリジナル・メンバーであり、一度脱退後に復帰を果たした“問題のベーシスト”ことジョン・B・チョッパーが書き上げたバンド・ストーリー。ウルフルズという人気バンドを舞台に、初心者としてバンドに加わって以来、“トータス松本”という才能と闘い続けた男、ジョン・B・チョッパーが綴る、魂の青春物語です。また、バンド関係者30人以上への取材を元に構成したノンフィクション『芸の花道』や、活動休止発表後のメンバー最新インタビューも特別収録!