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原作は、「バイクに乗った7人のアウトロー警視」というキャッチコピーで、犯罪者の中から徴集された7人の警察官(ワイルド7)が、超法規的存在として悪人を問答無用で裁く「悪(ワル)対悪(アク)」の異色作。瑛太さんはメンバー中最年少ながら実働部隊のリーダーとなる主人公の飛葉大陸を演じる。
69~79年に望月さんが「週刊少年キング」(少年画報社)で連載し、人気を博したマンガが原作。72~73年にはテレビドラマが全25話で放送された。望月さんはその後、「新ワイルド7」「続・新ワイルド7」「飛葉」などの続編を発表している。94年にはOVA化された。
今回、約40年ぶりの実写化にあたって、メガホンをとるのは「海猿」シリーズや「おっぱいバレー」(09年)などで知られる羽住英一郎監督で、08年の「銀色のシーズン」で瑛太さんを主演に起用している。プロデューサーは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「BALLAD名もなき恋のうた」(09年)などを手がけた阿部秀司さんが担当する。
羽住監督は「伝説の原作をリスペクトしながら、スケールの大きな新しい痛快アクションエンターテインメント映画にしたいと思っているので、瑛太には観客の度肝を抜く強烈なニューヒーローを演じてもらいたいです!」と瑛太さんに期待を寄せている。
2年前から映画化に向けて動き出していたという阿部プロデューサーは、「映画化にあたっては、ストーリーを現代に置き換えるところから始まった。いかに人気コミックだったとはいえ、40年近い時の隔たりがあるため現代にマッチするストーリーを構築しなければならない。監督を中心に1年近い期間を脚本作りに費やした。往年のファンにも、オリジナルを知らない若い人たちにも満足してもらえる脚本ができたと思っている」と自負。見どころを「日本映画には稀有(けう)の、派手なバイクアクション。そのためにはメンバー7人がバイクの乗り手であることが必要となる。キャストの選考もまず、免許を持っていることが条件だった。『飛葉大陸』には自身も大型二輪免許の保持者である瑛太を起用できたこともこの映画の魅力の一つになった。今までとは全く違ったワイルドな瑛太をスクリーンに登場させたい」と意気込んでいる。
「ワイルド7」は、一見どうしようもない悪党の集まりだが、一度出動命令が下れば、それぞれ力を発揮し、見事なチームプレーを披露する。映画では任務を完遂するために自己犠牲を払ったり、他のメンバーのピンチには、自分の危険を顧みず仲間を救うことを優先する姿など、ダークヒーローというだけでなく、感動を呼ぶチームワークなども描いていくという。また、最新のCG技術を駆使し、「007」シリーズや「ミッション・インポッシブル」シリーズなどのハリウッド作品に匹敵するダイナミックなバイクアクションシーンなども挿入していく。
3月下旬に撮影を開始し、5月にクランクアップ予定。ワーナー・ブラザース映画の配給で公開時期は未定。
(引用元*毎日新聞)
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